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Seminer

子どもの夏風邪が流行 感染症は食と栄養で対策

暑い夏がやってきました。熱中症に注意が必要な季節ですが、今年は夏風邪などの感染症にかかる人が増えています。感染症は身体の免疫機能が下がっている時に発症するケースが多いですが、なぜ今流行しているのでしょうか? 今回はその原因を探り、感染症にかからないための対策について食と栄養の観点からお伝えします。

コロナ生活で免疫低下?

新型コロナウイルス感染症が、感染症法上の第2類から5類に移行した2023年の大型連休明けから、子どもの風邪が急増しています。
夏風邪の代表的な感染症として知られる「ヘルパンギーナ」や重症化すると肺炎のリスクを伴う「RSウイルス」などが増えており、移行前と比べると患者数は数倍になっています。
東京都では、6月12日からの1週間でヘルパンギーナの患者数が、流行の基準となる6.0人(1定点医療機関あたり)を上回ったことで、2019年以来4年ぶりに流行警報が出されました。また、宮城県の仙台市では1医療機関当たりの感染者数は、過去5年間の同じ時期の平均と比較すると、ヘルパンギーナは42倍、RSウイルスは3倍にも増えています。
小児科医や専門家などによると「新型コロナの影響に伴う免疫力の低下や、本来の密な接し方が戻ってきたことなどが感染増加につながった」としています。実際にコロナ禍の生活では、身体の免疫機能に悪影響を及ぼしたと言える要因がいくつか挙げられます。
例えば子どもの場合、マスクや過度な手洗い、除菌などの影響により菌との接触が極端に減ったことで免疫が獲得できにくくなっています。外出が減り、日光に当たらなくなったことで免疫細胞をサポートするホルモンやビタミンDといった栄養素を合成しにくいことも、要因の一つと考えられています。

食と免疫の関係

外的環境の影響だけではなく、子どもたちの食事や栄養問題も免疫低下に大きく関わっているとされています。ここ数十年で主食の白米をはじめ、パンや麺類などの精製小麦粉、スイーツやスナック菓子、食品添加物などを口にする機会が増えました。これらの食品は、免疫細胞が集中する腸内環境を悪化させることが報告されており、アレルギーや自己免疫疾患などのリスクを高めることもわかっています。他にも酸化した油の摂りすぎや野菜不足、慢性的な薬の服用なども免疫低下につながるとされています。
ボタニック・ラボラトリーでは、こうした食や栄養の問題を見直し免疫機能を回復させることこそが、効果的な感染症対策になると考えています。まずは腸内環境に悪影響を及ぼす精製糖質を控え、質の悪い油は摂取しないこと。酸化しやすい植物性の油は、加熱調理には使用せず替わりに酸化に強いココナッツオイルなどを活用することをおすすめします。
ココナッツオイルに含まれるカプリル酸やカプリン酸、ラウリン酸などの成分は、細菌の細胞膜やウイルスの外膜を破壊し不活化することが知られています。特にラウリン酸は母乳にも含まれており、天然の抗菌・抗ウイルス成分として注目されている他、悪玉菌を抑制し腸内環境を整える働きも期待されています。

免疫強化にはミネラル

根本的な感染症対策には、免疫細胞そのものを増やすことが不可欠です。私たちの身体には好中球やマクロファージ、リンパ球、ナチュラルキラー細胞といった免疫細胞が数多く存在し、菌やウイルスなどから身を守ってくれています。
免疫細胞はタンパク質が主成分とされ、ビタミンやミネラルなどの栄養素が加わってはじめて正常に機能すると考えられています。中でも亜鉛や鉄、銅、セレンなどのミネラルは免疫細胞の働きに大きく関わっています。亜鉛は自然免疫であるマクロファージや好中球、ナチュラルキラー細胞の生成に関わり、鉄や銅は免疫システムの司令塔とも言えるリンパ球(T細胞)の活性に欠かせません。
ご存知の通り、野菜に含まれるミネラルは年々減少傾向にあります。また、糖質過多の食事や添加物が多い食品を摂りすぎると、体内のミネラルはどんどん消耗していきます。現代の子どもたちは特にミネラル不足に陥りやすいため、サプリメントなどを活用して必要な栄養をカバーすることが大切です。
毎日の食事では、ミネラルを多く含むオーガニック野菜や海藻類をはじめ、殺菌作用や免疫機能を高める植物栄養物質を含むニンニクや生姜、ネギといった香りの強い野菜を取り入れると良いでしょう。細胞レベルの栄養アプローチで風邪や暑さに負けない身体を維持して、元気に夏をお過ごしください。

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