【新社長インタビュー】前社長の意志を引き継ぎ、さらに多くの人の健康づくりに貢献したい

―社長就任おめでとうございます。まずは森山社長のこれまでの経歴を教えてください。

森山　大学を卒業し、新卒で大手損害保険会社に就職しました。いわゆる総合職という職種で、古い言い方で言うと全国転勤ありの男性職です。大学生の頃は体育会バレーボール部のキャプテンを務めており、当時はチームプレーの難しさや自身の弱さを身にしみて感じていました。それもあって、社会に出たらとにかく男性の中で厳しく忙しい仕事をして自分を成長させたいという思いが強く、実際その通りの環境に身を置くことができたわけです。実際に誰もが知っている大手企業を担当させていただき、組織がどのように動いているかを会社の内側から見て社会人のベースを学び、営業として気が済むところまで取り組み、成長することができました。

―ボタニック・ラボラトリーに入社をした経緯を教えてください。

森山　仕事は非常にやりがいがありお客様からの信頼もいただき充実した日々でしたが、とにかく激務すぎて生活に全く余裕がなく、気付いたら抗精神薬を服用するまで身体をボロボロにしてしまいました。このままだと死ぬと確信した時、前社長である父が取り組んできた正常分子栄養学を思い出し、すぐに栄養摂取に取り組み、なんと2週間でケロっと良くなってしまった経験があります。正常分子栄養学を知り尽くした今から思えば当然ですが、その経験は当時の私にとっては本当に衝撃的なものでした。それから興味を持った正常分子栄養学の勉強を始め、翌年度から入社をすることになりました。30歳の時でした。

―入社してから振り返っていかがですか？

森山　入社してまもなく丸10年になります。当時を振り返ると取り組むべき課題は散見していました。管理体制、組織体制、販売形態、会員様の管理、基幹システム、オンラインショップ、ホームページ、社内ルール、社員教育、物流など、改善できることをひとつずつ丁寧に取り組んできました。同時に人脈作りのために毎週早朝7時に集まる異業種交流会に参加して経営者の先輩に話を伺ったり、とにかく毎日動いていた30代でしたね。思うように進まない時期もありましたが、この10年を振り返ると色々なことが整い、ようやく基盤ができ上がったように感じています。

―創業26年も続いてきたボタニック・ラボラトリーの強みは何だとお考えですか？

森山　それは完全に前社長の森山晃嗣が提唱してきた「正常分子栄養学」に尽きます。皆様ご存知のように、弊社はただ商品を販売しているだけではありません。食事と栄養の可能性を人々に伝え、そして何かしらの疾患を抱えていらっしゃる方には個別サポートを行い、一人一人がその人本来のポテンシャルを発揮して人生を生きていけるよう全力でサポートしてきました。それができたのはスタッフのほとんどが正常分子栄養学で自身や家族の疾患を克服した経験を持っているため、自信を持って個別相談に対応させていただけたからです。これが一般的な健康食品の会社とはまるで違う強みだと捉えていますし、これからますます弊社が日本で必要な大きな役割を担っていける強みだと感じております。

―今後の健康づくりの課題やボタニック・ラボラトリーの取り組みについて教えてください。

森山　食と栄養に関しての健康に対する一般の認識は一昔前より高まっていると思いますが、実際は二極化していると感じています。最近はネットやYouTube、SNS などで情報を発信するヘルスコーチをフォローして情報を得る人が増えました。健康意識の高い層は、栄養を考えた食生活をしている一方、子どもたちの発達障害や自殺は増え、がんで亡くなる人は減らず、認知症も増えています。食と栄養を見直すことでそれらが改善する可能性があることに、多くの人に気付いて欲しいと思っています。今後ますます、健康に真剣に取り組む法人様や健康指導師、お取引様であるクリニックや代理店様と連携を強化し、日本中に健康の輪を広げる取り組みを進めていきたいと思っています。

―会員様に向けて新社長からメッセージをお願いします。

森山　いつもお付き合いいただき本当にありがとうございます。会員様の中には20年以上に渡って商品をご愛用いただき、「ボタラボと共に年をとった。もうやめられない」と言ってくださる方がたくさんいらっしゃいます。本当にありがたく、誌面をお借りして心から感謝を申し上げます。弊社の基本は、正常分子栄養学に基づく正しい食と栄養の情報と商品をセットでお届けすることです。
今後も皆様に正常分子栄養学をベースに有益な情報をお伝えするとともに、これまで以上に全力でサポートをさせていただきます。前社長の森山晃嗣も会長職として、これからも皆様の健康長寿に貢献し続けていきます。今後新体制となりますボタニック・ラボラトリーを、どうぞよろしくお願い申し上げます。