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Seminer

現代病から身を守るDr.トニーの予防メソッド

世界で活躍する統合医療の権威Dr. トニーの特別講演が4月6日(土)・7日(日) に開催されます。1日目はがんをはじめとする病気の「予防」、2日目は「治療」がテーマとなっており、数年ぶりの日本での講演に注目が高まっています。今回は、病気が増え続ける現代において重要なキーワードとなる「予防」について、Dr.トニーの1日目の講演内容と共にお届けします。

現代病が増えている

ここ数十年で、がんをはじめとする様々な現代病が増え続けています。現代病は、過去にはなかった現代の生活習慣や食事、環境などに起因する病気のことで、がんや糖尿病、アレルギー、うつ病などが挙げられます。

2020年に報告された厚生労働省の「令和元年国民健康・栄養調査」によると、1997年に690万人だった国内の糖尿病患者は、2019年では1196万人と右肩上がりで急増しています。糖尿病予備群の人を合わせると実に2000万人を超え、日本人の約6人に1人は糖尿病もしくは予備群であることが分かります。

同じく厚生労働省の「平成29年患者調査」によると、2008年に約35万人だった国内のアトピー性皮膚炎患者数は、2017年には約51万人に増え、9年の間に患者数が約16万人も増加していることがわかります。なぜこれほどまでに多くの病気が増え続けているのでしょうか?

現代医療は、病気に対して薬で症状を取り除いたり、手術などでピンポイントに病変部を治療することが一般的で「なぜ病気になったか」という原因に対する治療や予防はあまり重要視されていません。しかし、生活習慣や食事、環境の悪化によって起きる現代病は、治療を行ったとしてもまた元の生活に戻ると再発したり、違う病気として現れてくる可能性があるため、病気にならない健全な身体を作る「予防医学」の考えが大切になります。予防医学の重要性 統合医療の分野では、がんや糖尿病、アレルギーなどを「身体の代謝異常から起きる一連の疾患」と捉えている医師は多く、また予防医学の考えを重要視しています。そのため、病変部だけではなく身体全体を治療することを目的に、安全性の高い治療法を複数組み合わせて行います。加えて原因となっている生活習慣の見直しや食事の改善なども治療の一環として提案するケースが多く見られます。

4月の講演で来日予定のDr.トニーも、病気の予防に関する情報発信に力を入れているドクターの一人です。前号で触れたDr.トニーの「がん治療7大原則」は、がんだけではなく様々な病気の治療に使える世界最高峰のホリスティック医療の考えが網羅されています。特筆すべきは、原則のうち6つが予防法としても使える内容となっている点です。

予防を考える上で、まず大切になるのが病気を未然に防ぐ「免疫システム」です。Dr.トニーは「患者を病気から回復させるのは、医学的な治療ではなく、身体に備わる免疫システムである」との考えから、免疫機能をサポートすることの重要性を訴えています。特にがんの場合は、健康な人でも1日におおよそ5000個のがん細胞が生まれているとされているため、それらを打ち消す免疫細胞(リンパ球) の働きが、がん発症のリスクに大きく関わっていることが容易に想像できます。

環境汚染で病気が増加

Dr.トニーは免疫システムを整えることをはじめ「栄養補給、解毒の促進、酸素の供給、健全な細菌叢の再生、感情とスピリチュアルの癒し」が病気の治療だけではなく予防にも大切であると考えています。 現代の地球環境は昔と比べ激変し、空気や土壌、食べ物、水、日用品などが合成化学物質、電磁波、その他の毒素で汚染されています。特に食べ物は、遺伝子組み換え食品や抗生物質、ホルモン剤、農薬などで毒されており、現代人が健康を保つためには解毒が不可欠といえます。

Dr.トニーは家庭でできる解毒療法として、搾りたてのジュース、コーヒー浣腸、温熱療法などを挙げています。「搾りたてのジュースは、血液から病気の原因となる汚染物を取り除き、体内をきれいにする一番良い方法」と考えるDr.トニーは、自身のクリニックでオーガニックの野菜や果物をブレンドしたジュースを解毒と栄養補給の目的で患者に提供しています。

免疫システムを整えることや搾りたてジュースを用いた解毒法など、Dr.トニーが示す予防法は毎日の生活で実践できることが多く、様々な現代病の予防はもちろん、健康寿命を伸ばすことにも繋がります。

4月6日(土) のDr.トニーの講演では、がんだけではなく様々な現代病から身を守るための予防法を徹底解説する予定です。世界トップクラスの医師が語る予防医学の教えをぜひ会場でお聞きください。

Topics 2024年4月号PDF