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Seminer

脱アレルギーへの鍵は、食と栄養だった。

Doctor's Column2021.11

28歳の時に第一子を出産したSさんですが、1ヶ月検診で子どもに「乳児湿疹」が見つかり医師からステロイドを処方されます。Sさんのアレルギー体質が、子どもにどう影響したかはわかりません。が、妊娠がわかってからもSさんは「果物や麺類、ピザにコーラにポテトフライなど偏った食生活は変えなかった」そうです。

妊娠10ヶ月の時には体重が20キロ近く増え、医師から「妊娠糖尿病の一歩手前」と診断されます。産後はダイエットに励み、減量に成功しますが、肌のカサカサや疲労感、めまいなど、相変わらず不調が続いていました。

そんなある日、取引先の紹介で「正常分子栄養学」への誘いを受けます。それがボタニック・ラボラトリーとの出会いでした。そこで初めて正常分子栄養学を学び、衝撃を受けたのです。

「カロリーを摂取しても空腹感が続く理由」「がんは粘膜にしかできない」などの言葉が胸に刺さります。何より心を動かしたのは、ビタミンA不足を補うにんじんジュースでした。もしかしたら自分に足りないのはビタミンAかもしれない。そう思ったSさんは、スロージューサーを買い、無農薬の人参を1ヶ月で40キロ購入、毎日700~800ccのにんじんジュースを飲み始めます。

すると不思議なことに1週間もすると空腹やイライラがなくなり、胃の調子も良くなっていきました。2週間目には「肌がきれいになった」のを実感し「野菜の力はすごい!」と思い知らされます。その後、約半年間にんじんジュースを飲む生活を続けました。

栄養についてもっと知りたいと思ったSさんは、セミナーに頻繁に足を運ぶようになります。そして栄養の摂り方について学び、ボタラボグリーン、ミネラル、ビタミンB、EPAも補給するようにしました。

するとSさんの体は、驚くほどの回復ぶりを見せます。痒みやイライラはいつの間にか消え、元気がみなぎり、毎日活発に動けるようになりました。同時に、食事と栄養を根本から見直し、栄養のバランスを考えた料理をするようになりました。

アトピーの子どもには、ボタラボキャロットにミネラルを混ぜて毎日飲ませ、甘いものや小麦粉は極力控え、タンパク質、野菜を多く摂るようにしました。小学校に入る前にはステロイド薬をやめることができ、今はすっかり良くなりました。重度の花粉症だったご主人も徹底した栄養補給に取り組み、数日で症状がおさまったそうです。

食事を見直し、足りない栄養を補給するだけで人はこれだけ変われるのです。Sさんは今、健康指導師となり自身の経験を生かし、アスリートや一般女性の栄養指導、サポートをされているそうです。

私の栄養スイッチ 2021年11月号PDF