今から7年ほど前、首都圏に住む50代の主婦は胸に大きなしこりがあることに気づき病院を訪れました。乳がんと診断され、すでに皮膚にまでがんが浸潤し、外から確認できる状態でした。腫瘍は6センチ×4.5センチと大きく、ステージは3bでリンパ節に転移していました。
転移も疑われ、通常なら手術をして、術後に抗がん剤治療をして進行を抑えるのが一般的と言われています。しかし女性は「抗がん剤の副作用が怖いし、手術で乳房を切除するのも嫌なので標準治療は選択したくない」と考えます。そして免疫療法に取り組んでいこうと決意します。
女性は身長160センチほどで、体は肥満気味でした。パンや白米が大好きで、そればかりか30数年間にわたって間食の習慣から抜け出せず、炭水化物中心の生活をしていました。しかしこのままではいけないと、女性は下記5つの食事療法を実践したのです。
女性は再びビタミンC療法を始め、炭水化物や糖質の制限をさらに徹底しました。そして治療からほぼ1年後、がんは当初の半分にまで縮小したのです。(つづく)