LINEアイコン
Youtubeアイコン
facebookアイコン
instagramアイコン
Seminer

がん手術再発を経験。医療より“栄養摂取”を優先する

北海道に住む50代女性のMさんは、ご主人と二人で医療系の事業を営んでいます。元気で若々しく、今も現役で働いていますが、実は6年前に「乳がん」を発症しています。入浴中に胸のしこりに気づき、翌日市内の総合病院で診てもらったところ「乳がん」と診断されたのです。検査の結果ステージ2で、リンパ節には転移していないことから2ヶ月後に手術を受けました。

Mさんは、結婚当初からご主人が病気がちだったこともあり、食生活に気を配ってきました。野菜や魚中心のメニューで、肉類はあまり摂らないなど自信としては食事を工夫していたようです。

栄養面の大切さも早くから感じていて、30代のころには人の紹介を通して正常分子栄養学と出会っています。その後、ご主人と「統合療法コンベンション」に参加してから、甘いものはなるべく控え、ボタラボグリーンやキャロット、オメガミネラルなどを愛用するようになります。

そんな自分が乳がんを発症したことに「いろいろ気をつけていても、がんになるんだ…」と少なからずショックを受けていました。

それでも手術後もボタラボグリーンを飲み続けるなど、食事と栄養に気を配っていました。が、2ヶ月後の検査で、リンパ節に転移していることがわかります。医師からは放射線、抗がん剤、ホルモン治療をすすめられますが、悩んだ末に、Mさんは体への負担が伴う治療を避け、食事と栄養を見直すことで状態の改善をめざす決断をします。

Mさんはドイツの医学博士マックス・ゲルソンによって開発された「ゲルソン療法」の考えを取り入れ、厳しい食生活と向き合います。糖質は徹底的に制限、野菜を中心にしたメニューに切り替え、塩分や炭水化物は極力、摂らないようにしました。一方で、ココナッツオイルなどの良質な油と、栄養不足に陥らないようにグリーン、キャロットはそれぞれ1日2回ずつ、ミネラルは1回で30〜50CCを毎日補充。コーヒー浣腸を朝晩2回続けるなど、解毒にも努めました。

しかし1年後、がんが「骨転移」していることがわかったのです。お寿司や蕎麦が好きだったMさんが、これだけ徹底した食事療法、栄養療法に取り組んだにも関わらず、がんはなかなかやっつけられませんでした。果たして、Mさんはどうなっていくのでしょうか? 続きは、次号にてお伝えすることにしましょう。(つづく)

私の栄養スイッチ 2022年12月号PDF