LINEアイコン
Youtubeアイコン
facebookアイコン
instagramアイコン
Seminer

食事、栄養、温熱で「がん」を抑え良好な健康状態を継続中!

乳がんを発症して以来、Mさんが取り組んできた栄養摂取は、傍目にも厳しいものでした。食事は炭水化物や塩分はいっさい無し。野菜中心のメニューで、良質の油を欠かさず、不足しがちなビタミンB、Eや必要な栄養素はボタラボ製品で毎日補充、コーヒー浣腸を1日2回という徹底ぶりでした。

実際、栄養療法を続けた効果はてきめんで、Mさんは「最初の3ヶ月で5〜6キロ体重が減り、体の調子が良い状態を実感できた」と語っています。

それだけに、1年後に骨転移がわかったときには、本人はもちろん、周囲の人たちも「信じられない」と口にしたほどです。 

がん治療は、人によって様々と言われています。医学的にも抗がん剤が効く人もいれば、効かない人もいます。本人の健康状態や生活習慣、ストレスや心労など影響する可能性があります。

「何が足りなかったのかしら?」検査結果にしばらく立ち止まっていたMさんは、自分の取り組みを振り返ります。それまでどちらといえば食事と栄養に重きを置いてきましたが、ふと主治医に勧められた「ホルモン治療」を受けてみようと考えます。

一方で、体をあたためる「温熱」にも取り組みはじめます。それまで1日3回だった食事の回数を1日1食に減らします。メニューは、生野菜、納豆、白身魚、ナッツ、果物、大豆ヨーグルトなど。糖質カット、塩分カットはこれまで通り続けながら、出汁にまでこだわり、かつおぶしと海苔、生姜などを使って味付けをするようにしました。

ホルモン治療を続けた結果、高い数値を示していた腫瘍マーカーが正常値に下がり始めたそうです。半年後に行ったCT検査では「あまり変化がなかった」そうですが、「(転移が)広がっていないのは何より」と、Mさんは前向きに受けて止めています。また温熱を始めてから、Mさんの健康状態は以前にも増して良好な状態が続いています。2021年からは登山も始めました。仕事の合間に、1日7000〜8000歩を歩くようにして、毎日体を動かしています。仕事も依然と変わりなく続けています。

今もがんが体の中にあるので気は抜けませんが、午前11時〜16時の間に食事をする以外は、基本的にファスティング(断食)を続ける生活です。Mさんによれば「少食、栄養、温熱、そして解毒が、現在の健康の源になっている」と口にします。心と体を良好な状態に保てるのは、様々な取り組みの成果と言えるのではないでしょうか。(完)

私の栄養スイッチ 2023年1月号PDF