千葉県在住 30代女性Oさんの場合
男女の双子として生まれた30代女性のOさんは、生まれつき肌が弱く、2歳の頃からアトピー性皮膚炎の症状があったそうです。双子の弟も症状は出ていたようですが「私だけがだんだんひどくなっていった」といいます。
アトピー性皮膚炎は、病院にかかると一般的に治療薬としてステロイドを処方されます。Oさんも例外ではなく、小さい頃からステロイドを塗るのがあたりまえの生活を送ります。この薬は人や症状によって効果に差があり、重症化すると「痒みを抑えるためにさらに強い薬を欲する」傾向があるとされています。
Oさんがまさにそれで、物心ついた時から高校までずっと全身の痒みと闘い続けてきました。首周りや腕、脇、体全体に湿疹が広がり「気づかないうちに痒いて皮膚が血だらけになる」ほど。小・中・高とバスケットボールに励んだOさんは、皮膚の保湿をしないとボールを触るだけで手指が擦り切れ、包帯でテーピングが欠かせない状態でした。
思春期や青春時代を迎えると、Oさんはしだいに精神的にも落ち込みます。母親も不憫に思ったのでしょう。洗剤や化粧品、健康食品など皮膚に良いものを色々試しますが、状態は思ったほど改善しませんでした。
その後、栄養士の資格を取るために栄養系の専門学校に進学、ここで「栄養が体に影響を与える」ことを初めて学び、思い切ってステロイドをやめることを決意します。そして炭水化物や甘いものを極力控え、化学物質を含んだ化粧品や洗剤、歯磨き粉、入浴剤を変えていくと「体が変わっていくのがわかった」そうです。
栄養士の資格を取り、のちにドラッグストアに就職したOさんですが、ほどなくして病気が再発します。「化粧品や洗剤を見直すだけでは限界がある」と思ったOさんは、1年ほどで退職し、以前から知り合いだった自然派化粧品を扱う会社の人に相談します。
それが、Oさんの体にスイッチが入るきっかけになりました。当時ボタニック・ラボラトリーが行なっていた「ジュースクレンズ」セミナーへの参加を勧められ、驚きの体験をするのです。講義を受け、3日間の断食と糖質制限で体内の解毒を徹底的に行います。一方でボタラボグリーン、キャロット、ミネラルを補充し、細胞の代謝を促します。
その結果「体が軽くなり、一週間ほどで顔のぶつぶつや湿疹、痒みもなくなる」などの変化を実感します。自分の病気がいかに食や栄養と関係しているかを思い知らされたOさんは、その日から食事を徹底的に見直します。炭水化物や糖質をカットし、添加物が多い調味料をやめ、脂はココナッツオイルを使用し始めます。そしてグリーンを朝晩500CC毎日欠かさず飲み続けるようにしたのです。
それから7年。今でも食生活はもちろん、化学物質に気を付け、縁ができた自然派化粧品の会社で働きながら、夫と3人の子供たちと幸せに暮らしています。(完)