兵庫県在住 50代男性の場合
50代前半の南木守さんは、健康的な笑顔が印象的で、肥満だった過去を全く感じさせません。しかし見た目とは裏腹に、波乱に満ちた人生を送ってきました。
遡ること28歳のときに、南木さんは交通事故で両膝を骨折する重傷を負います。搬送先の病院から「寝たきりになるかもしれない」と告げられるほどの大けがでした。
しかし「このまま終わりたくない」と地域でも評判の病院へ転院すると「死に物狂いでリハビリに取り組む」日々を送ります。その結果半年ほどで自力歩行ができるようになり、医師も驚くほどの回復を見せます。仕事にも復帰し、徐々に日常生活を取り戻していきました。
しかし、食生活や栄養には無頓着でした。若い頃からコーラが大好きで1日5〜6杯。甘いジュースやお菓子にも目がなかったと言います。そんな状態が体に良いはずはありません。30〜40代の頃には体重が90キロを超え、職場の健診では「病気の一歩手前」と言われるほど、悪い数値が目立っていました。
不調は、仕事や家庭にも少なからず影響します。40代の終わり頃、南木さんは建物の外装管理に携わっていました。重い機材を背負って階段を上下し、1日2万歩あるくなど足腰を酷使し、膝が悲鳴を上げてしまいます。病院に行くと変形性膝関節症でした。同じ頃、プライベートでも離婚という辛い経験をします。
膝の痛み、健康不安、離婚による精神的な落ち込み。南木さんは、負のスパイラルに陥ってしまいます。それでも必死で抜け出そうと自分と向き合います。そんな時、ふと思い浮かんだのがボタニック・ラボラトリーの森山晃嗣先生でした。
南木さんは、30代の頃妻に紹介されて、一度森山先生に会っていました。でもその時は「正常分子栄養学やボタラボグリーンにまったく興味がなかった」そうです。
しかし、その時とは覚悟と決心が違います。先生の著書「心と身体の健康は食べ物から」を貪り読み、森山先生に指導を仰ぐのでした。
「真実の栄養を摂取し、体を正常に戻さないとメンタルも上向かない」と諭された南木さんは、この日を境に栄養スイッチが入ります。徹底した糖質制限とボタラボグリーンを1日5〜6杯、ミネラル77を30ミリずつ毎日体に注入していきます。半年ほどすると「髪の毛や爪が伸びるのが早い」など体の変化に気づきます。1年が経過した頃には「目の前が明るく、心も体も開放感でいっぱい。毒素が抜けた感覚」に包まれます。
気がつくと体重は10キロ以上落ち、いつの間にか膝の痛みも無くなっていました。減量が進んだことで仕事も順調、体は筋肉がつき、さらに絞られて2年間で25キロ近くも体重が減少したのです。今ではハードな仕事と、フルマラソンや片足スクワットなどスポーツも普通にこなします。食生活を見直し、真の栄養を摂取するだけで体は変わります。不調や肥満体質に悩む人はぜひ、チャレンジしてみてください。(完)